新 築

自然とつながる、豊かな暮らし。

大分市 U様邸

オンライン中心の打合せで理想の住まいを実現

U様ご夫妻は退職後に岡山から奥様の故郷・大分へ移ることを決め、在職中から主にオンラインで打合せを重ねて、お気に入りの住まいが完成しました。「オンラインで家づくりができるなんて、想像もしていなかった」というご主人。最初は大分に支社を持つ大手ハウスメーカーに岡山で設計を依頼したものの、提案された図面を見て「何か違う」と感じ、帰省時に府内町家を訪問されました。それまで知らなかった自然素材や、自然の力を取り入れたパッシブ設計の話を聞いて惹かれたといいます。「建物から外構までトータルでお任せできるのが、ありがたかったですね」。

季節を感じる優しい表情の庭と建物が調和したU様邸。玄関を入ると光と緑あふれる空間が広がっています。

自然素材に囲まれて音楽を楽しむ暮らし

 壁は湯布珪藻土、床は県産スギ材、和室は国東産七島藺と自然素材に囲まれた新居に住んで1年足らず。「玄関を入ったとたん、空気が違うなと感じてうれしいです」と奥様。夏も快適で、自然素材のよさを実感する日々です。

ご主人はトランペット、奥様はバイオリンが趣味というお二人が大切にしているのが「音楽を楽しむ暮らし」。夫婦で合奏したり、親しい人たちと一緒に楽しめるよう、音響を考えてリビングは吸音面積が広く外に音が漏れにくい吹き抜けとし、ここにピアノを置いています。「以前のマンションとはピアノの音が全然違う。鉄筋コンクリートに響く機械的な音じゃなく、ピアノは木でできているんだなと実感できる音ですね」と奥様も大満足です。

視線を遮る工夫で窓から緑が楽しめるLDKに

三方を家に囲まれた立地のため、リビング・ダイニングの南側は窓の向こうに植栽と板塀を設置。ダイニング前のウッドデッキには長いひさしを付け、視線を遮りつつ光を取りこんでいるので、昼間はカーテンなしで過ごせて明るく開放的。北向きのキッチンも、「緑を見ながら料理をしたい」という奥様の希望で窓の向こうに木を植えています。どの窓からも緑が目に入り、岡山時代に買いそろえたお気に入りの家具たちが映えるLDKは、家と庭を同時設計することで実現したものです。

デッキで過ごすことも多いそうで、お茶を飲んで一服したり、お月見や線香花火に興じたり、日常を楽しむ場所になっています。

社内のプロがチームで家づくりをサポート

「建築・外構・インテリアのプロとコーディネイターがコンセプトを共有し、チームで一緒に走ってくれている安心感がありました」と家づくりを振り返るご主人。少しでも気になることがあれば、会社と施主のつなぎ役であるコーディネーターに相談でき、現場の進捗状況は毎週メールで連絡、内部の様子を360度画像で見られるなど、県外と遠く離れた地に居ながらも、面談している感覚になれたといいます。

「どこに何を置いても絵になる。家じゅう全部お気に入りです」と惚れ込んでいる奥様。「外から見た時、いつも『かっこいいなぁ』と思います。頑張って庭を育てていかないとね」とご主人。日々楽しみながら、お二人の家づくりはこれからも続きます。