暮らすほどに高まる価値

暮らすほどに高まる価値

府内町家 / 5つの特徴

私たちが目指すのは、時間とともに価値が高まっていく家。
美しい経年変化が楽しめる上質な自然素材、家族構成やライフスタイルの変化に対応できる柔軟な間取り、性能や住み心地を維持していくメンテナンスやハウスドクター対応など、様々な工夫を凝らし、サポートを続けていきます。

古美るほどに愛着がわく

新築時
9年後

木に見えるけど本当は木目をプリントしただけの新建材は、新品の時が一番美しく、時間が経つとだんだんと醜くなっていきます。
本物の無垢材は新品の時も美しいですが、古美る美しさを楽しむことができます。
アンティーク家具などは高価な値段がつけられていますが、家もアンティークになるためには本物の素材で作ることが必要です。

また、本物の素材は修理や手入れができます。

子供が傷をつけた時に、お父さんやお母さんが修理してくれた床や壁はいつまでたっても子供の記憶に残ります。

よそよそしかった新しい家は、暮らしながらだんだんと家族の家になっていきます。

思い出が詰まった家を大切に思う気持ちもわくものです。

ライフスタイルの
変化に耐える家

ライフスタイルの変化に耐える家

今の生活だけにあわせた間取りで、将来大丈夫ですか?

長期優良住宅をはじめとして現在の住宅の寿命は長くなりました。
家を建てた後、住む家族の人数だけを考えてもその時々の暮らしやすい間取りは大きく変化します。
府内町家ではおよそ3世代が住み継ぐことを想定して間取りを設計しています。
子供のころ育った家を考えるとわかりますが、世代が変わるとライフスタイルが変わり、
ふさわしい間取りも変わります。

3世代が住み継ぐためには、大切な要件が2つあります。
ひとつは「住み継ぎたいと思える家」を作ること、もうひとつは「住み継げる家」を作る事です。
子供の頃に育った家が、安心で、心地よくて、癒やされて、家族で手入れをしながら大切にしてきた思い出の場所だからこそ、住み継ぐ人はこの家を残していきたいと思います。
そんな家を作ることが、これから家を作る現世代に託されています。
私たちはそれを実現するための最高のパートナーになりたいと思っています。
その上で「住み継げる家」を作るには、耐震強度を下げることなく間取りの変更が可能な家でなければなりません。
府内町家では可変性のある間取りを実現するために「在来木造軸組み工法」を採用してます。
木で柱などの構造を組んでつくられる、日本に昔からある工法です。
鉄骨とセメントで作る家は、間取りの変更はまずできません。
ツーバイフォーは壁だけで家を支えるため壁を動かせず、間取りの変更はできません。
工場で作られるプレハブ住宅は、工場で作る事が前提の家であるため、
現場で間取りの変更することを予定しておらず、間取りの変更は非常に困難です。
昔の住宅は寿命が短く、生活スタイルが変わり間取りの変更が必要な頃には建替えが必要な時期だったので、どの工法でも問題ありませんでした。

しかし長期優良住宅に代表される現在の住宅は、3世代以上住み継ぐことを予定した家です。
間取りが固定されてよいはずがありません。 
理想の家は、高い耐震性能を維持したまま、住む人が増えれば「間仕切ったり」「増築したり」して部屋が増やせて、
住む人が少ないときには「間仕切りを取り払って」部屋をつなげて広く使える、そんな間取りの自由度の高い住宅ではないでしょうか?
これを「可変性の高い家」と言います。

可変性の高い家を作るには、打ち合わせの時から先の先までを一緒に考えて設計する必要があります。構造を組む際に、この壁は将来外しても耐震強度が落ちないようにしておくとか、今は大空間だけど将来は仕切れるように下地材の準備をしておくなど、工夫を行います。