天井を見上げて気づいたこと

2026.02.28 インテリア NEW

作成者:佐々木 美祈

「スポットライトは、作業台を照らす照明でしょう。」
照明のことを何も知らない、入社時点の私。スポットライトにはそんな先入観がありました。

入社後すぐに下戸次のモデルハウスに宿泊しました。そこには大きな吹き抜けとスポットライトがありました。けれど、照らしているのは作業台ではありません。何を照らしているのか、、、壁と天井でした。

お昼時点では、吹き抜け側の窓から自然光がはいります。正直何の意味があるのかよくわかりませんでした。日が落ちて、紺色の空に移り変わるころ、七島イの畳にごろんと横になり、上を見上げた瞬間。
「ああ、そういうことか。」
スポットライトが築100年の梁を柔らかく照らし、その陰影が空間に奥行きをつくる。吹き抜けの”高さ”を見せていたのは、天井そのものではなく、光だったのです。

昼間とは違う、少しだけ落ち着いた、包み込まれるような空気。あの時感じたのは「明るい」というよりも「心地いい」という感覚でした。
夜にかけて、そっと空間の表情を変えていく。スポットライトは確実に家の雰囲気をつくっていました。光が強すぎてはくつろげない。暗すぎれば不安になる。その真ん中を静かに支えてくれるような存在。

ここ下戸次モデルでは、調光によって光の強さを変えることができます。時間や過ごし方による、あなたの「心地いい」を是非探してみてください。

広さは帖数では決まらない。天井の高さだけでもない。図面には描けない広さが、光にはありました。

光は、暮らしをつくる。
それを教えてくれたのが、天井を見上げたあの瞬間でした。