「オーダーメイド」と「ビスポーク」
2026.02.13 建築 NEW
ファッションがお好きな方はよくオーダーメイドという言葉を聞くことがあると思います。
生地やボタンなどのパーツをお客様が指定し自分好みの一着を作れるというものです。
それに対しビスポークとは「Be spoken」(対話しながら)という言葉を語源としており、元々はスーツの仕立屋さん(テーラー)がお客さまの体型や好み、どういう場面で着たいのか、など細かい部分まで対話しながら職人さんが最高の一着と自負できるものを提案し製作するものでした。
製作が始まった後もお客様は何度もお店に足を運び、仮縫いの状態でサイズを微調整し、完成まで数か月掛かる本当の意味で世界で一つの自分だけの一着でした。
二つの言葉はとても意味が似ており同義語として使われることも多いようですが、私にはビスポークという言葉に最高の一着を作るというテーラー側、お客様側双方の信頼や想いを感じますし家づくりもこうあるべきだと強く思います。
お客様からのご注文を組み立てた家という箱を作るのではなく、お家でお施主様がどういう暮らしをしたいかを「対話しながら」読み解き、設計、インテリア、外構、すべてを同時で考えたからこそお出しできるその土地、そのお施主様にとって最高だと自負できるプランをご提案する。
私は家という人生で一番大きなお買い物に携わるものとしてオーダーメイドではなくビスポークのお家を仕立てられるテーラーでありたいと思っています。
