空間にとけこむ造作家具

2025.12.11 建築 NEW

作成者:山際 成美

『府内町家』の自然素材(本物の木材や塗り壁材など)を活用した家づくりの特徴のなかに”造作家具”があります。

造作家具にも色々な種類がありますが
・テレビボードや玄関収納・食器棚
・本棚や壁面収納
・洗面台
・カウンターデスク
などがあります。

造作家具の良さは、
空間をムダなく活用できる:壁の形に合わせて設計できるため、デッドスペースになりがちな場所も無駄なく活用し、収納力を最大限に引き出せます。

高い機能性と使い勝手:収納したい物や家電製品のサイズ、使う人の身長や導線に合わせて、奥行きや引出しの数、高さなどを細かく調整できます。これにより、効率的で使い勝手の良い収納を実現できます。

デザインの統一感:家全体に合わせて、素材、デザインなどを自由にカスタマイズできます。空間に統一感が生まれ、こだわりを反映した住まいを実現できます。

耐震性の向上:壁や床、天井などに固定されるため、地震発生時に家具が点灯するリスクが低く、安全性が高まります。

ただし、造作家具を設置すると間取りを変えられないなどの注意点もありますので、既製品の家具と組み合わせるなど、ライフプランを考慮した長期的な目線で検討されることをおすすめします。

造作家具は、機能的で美しい空間を実現するのに最適な選択肢と言えます。ぜひ見学会などでご覧になってみて下さい。