「暮らしを作る」ということ。
2025.10.29 インテリア NEW
こんにちは、設計室の吉田です。今日は、府内町家が照明やカーテンなどのインテリアまでを、建築と共にご提案している理由を綴りたいと思います。
答えはずばり、私たち府内町家は「暮らしを作るから」です。日本には四季があり、数カ月ごとに外部環境の変化があることは言わずもがなですが、曇っている日や晴れている日、日差しが強い日といった一日単位の変化や、日中と夜といった数時間単位の変化もありますよね。そういった多種多様な外部環境に変化があっても、毎日の暮らしの心地よさや快適さは守らなければなりません。

だからこそ、照明やカーテンなどのインテリアまでを建築と共に考えなくてはなりません。昨今の日差しが強い夏にそれを遮るカーテンのしつらえも必要ですし、日差しを遮った分の室内の明るさを補填する照明器具も考慮しなければなりません。

夕食後にご夫婦でお酒を片手にのんびりとお庭を楽しむ為には、お庭の照明計画はもちろん、外から室内が丸見えにならない為のカーテンの配慮も必要になります。

要するに、ある空間で過ごす人の心地よさを作るためには、いかなる状況をも想定し対応できる計画が必要です。だからこそ建築にこだわるだけではなく、照明やカーテンまで総合的に計画する必要があるのです。今後も私たち府内町家は、建築だけではなく、暮らしにかかわるすべての事象への知見を高め、大分の住まいを豊かなものにしていきたいと思います。