座する暮らし
2025.10.11 建築 NEW
人は1日の起きている時間の内、大半を座って過ごしています。
職場でパソコンに向かって座っている時間、食事をとる時間、ゆっくりくつろぐ時間。
世界の中でも日本は特に座っている時間が長いと言われています。
では家で座っている時にどんな景色が見えるのか、寛ぐことができるのか。
それを私たちは設計・デザインしていきます。

まずは室内への視線。
座った時の目線の先に見えるものは、ガタガタしていない方が良い。
なるべく高さや線を揃えて、一体に見えるよう意識をして設計します。
次に屋外の視線。
外に見たい景色がある場合は座った時に見えるように、見たいものがない時はお庭で景色を彩ってもらいます。
寛いでいる時に外を歩いている人からのぞかれないか、隣家や見たくない景色を遮ることも大切。
お庭の板塀や、時にはカーテンで視線を遮ります。

最後に座るための家具。
どこに座るのか、何に座るのかで寛ぎレベルも変わるでしょう。
万人受けする量販店の椅子なのか、一人一人座り心地を確認して選んだお気に入りの椅子なのか。
実際にある椅子に座っていただき、心地よさを確認して選んでいただきます。
そんな諸々の条件を考慮して、それぞれの土地、お客様のお家で、何が「最適解」かを社内で議論・設計して、お客様へ提案しております。
お客様が暮らす上での心地よさとは何か、これからも模索していきます。