暮らしを豊かにする影
2025.09.29 インテリア
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
そろそろ秋の装いになる季節ですが、まだまだ暑さが抜けませんね。
「影」と聞いた際にどのようなイメージを感じますか?
物理的には“光がさえぎられた暗い部分”ということになり、マイナスな印象が多いのではないかと思います。
暮らしの中では、「影」を配置することで豊かな空間を構築することができます。

照明計画で演出する陰影。
当社では間接照明をメインで使用し、壁や天井、床に反射させて空間を照らします。
そうすることで灯りのひろがりや陰影がうまれ、どこか心安らぐような空間になります。
すべてを照らし明るくするというわけではなく、その空間で何をするのか、どのような過ごし方をしたいのかを考え、必要な場所に必要な分だけ照明を計画すると素敵な空間になると私は考えています。
「影」は日の出から日没までの時間経過で伸びたり、縮んだり、四季の移ろいや植栽の成長などの様々な要因で毎日違った風景を見せてくれます。

ロールスクリーンに差し込んだ植栽の影。
ロールスクリーンはフラットな1枚の布で日差しや外からの視線を防いでくれます。そこに植栽の影が投影されると、「その役割+α」で素敵なインテリアになりますね。
様々な「影」が私たちの生活に素敵な風景を生み出してくれます。
内と外を一体でデザインできる当社だからこそ、影にもフォーカスしてお客様にお住まいのご提案ができればと思います。