庇とアクセントの板貼り

2025.05.13 建築

作成者:友口 怜奈

4月があっという間に過ぎ去り、5月になりました。
春から夏に切り替わる季節ですが、夏に向け暑さが増すばかりですね…。
みなさん、お身体にお気をつけてお過ごしください。

さて、皆様は外壁を見る際どのような見方をされていますでしょうか。
私は庇が用いられている位置や、板貼りの範囲などを見てしまいます。
庇は採光が取りやすい東面、西面に多く活用させていただいております。
庇を東西に用いる理由としては、強すぎる日差しを庇によって調節を行うためです。
そのため、日差しの強い東西面に庇を多く採用いたします。
次に板貼りです。
板貼りを多く材要する部分としては、玄関ポーチ上や2階の窓と窓の間です。

玄関ポーチの天井板貼りと玄関廻りの板貼りの色味が揃っており統一感もありつつ外壁のサイディングとも相性がいいですね。

設計をする際は内部からの景観を意識して窓を配置いたしますが、外観を確認するとボコボコ穴が開いているように見えてしまいます。
内部からの景観だけにこだわるのではなく外観にもこだわり、家の顔となる部分の窓間に板貼りを用いることで、統一感が生まれアクセントにもなります。
皆さんも見学会にお越しの際は、庇や板貼りにも注目して見学されてはいかがでしょうか。